今日はとても暖かい中、オープンハウス直前の宮前平の家へ行って来ました。
器具の取付けもほぼ終わり、塗装の手直しや正面のルーバーの取付け等、いよいよ完成間近という状況です。 正面のルーバーは白く塗り潰すか、クリアーで木の色を残すか未だに苦悩しております。設計の意図に忠実に構成を考えると白で塗り潰しの方が正解ですが、実際にそれが好ましい結論なのか…悩んでいます。言葉には当然定義が必要で、「良い」という言葉の定義として、何をもって「良い」とするのかは私見として全体からディテールに至るまでコンセプトを貫いている建築が「良い」建築であると公言してきています。一方で「好き」「嫌い」は感覚的なものなので「良い」建築だけど「嫌い」ということは起こり得る訳です。これは他人の設計に関しても、自分の設計に関しても起ります。それでは何故それが「好き」かを探究する事で結論が出せるのでは無いかと考えるのですが、未だ納得できる答えは見つかっていません。そんな曖昧に揺れ動く決断の繰り返しが設計だとも思います。今日もまた苦悩が続きます…。
by isi_h
| 2006-04-06 19:14
| 宮前平の家
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